トランポリンは脳を鍛える
皆さんご存知のように、トランポリンにはたくさんの効果があります。
- 血流量を上げる
- 筋力増強
- 脂肪燃焼
- ストレス解消
- 有酸素運動
- などなど…
この中でも、有酸素運動に注目していきたいと思います。
有酸素運動とは
好気的代謝によってヘモグロビンを得るため長時間継続可能な軽度または中程度の負荷の運動をいう[1]。 それに対し無酸素運動とは嫌気的代謝によって酸素の供給が逼迫した状態でも一時的にエネルギーを得る高負荷の運動をいう。ただし体内に蓄積した嫌気的代謝の生成物である乳酸は有酸素運動と同じくTCA回路で代謝されるので結果的には同じ代謝である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%89%E9%85%B8%E7%B4%A0%E9%81%8B%E5%8B%95
つまり、ランニングやサイクリングなどの時間をかけて行われる、軽度から中度の負荷の運動のことをいいます。
ランニングやサイクリングも面白い活動ではありますが、家の中ではできません。そこでトランポリンの出番です。
トランポリンには「効率よく心拍数を上げる」という効果があります。6歳の男の子に心拍計を着けてもらい、連続で100回跳んでもらいました。跳ぶ前の心拍数は1分間に90回、跳んだあとは1分間に140回となりました。100回跳ぶまでの間にかかった時間は3分ほど。こんなに効率よく心拍数を上げることができるとは思いませんでした。実践してみるものです。あとはこれを如何にして持続するか。
さて、ここでタイトルに戻りますが、トランポリンを使って心拍数を上げることは脳を鍛えることに繋がります。
心拍数を上げることに効果があるのですが、運動することによって出てくるBDNF(脳由来神経栄養因子)と呼ばれる物質があります。もう一つはIGF-1(インスリン様成長因子)というホルモンです。これらが作用して脳神経を増やして育てていくわけです。詳しく知りたい方はネットで調べてみてください。論文もたくさん出ています。
つまりは、運動をすることによって神経細胞が新生され、神経同士のつながりが強化されていき、回路形成されていく、ということです。これは何歳になっても出来ることだと言われています。
これがどういうことかと言いますと…
発達障害を持つお子さんに対して、運動を通して「脳機能に対してアプローチすることが出来る」ということが言えるのではないか、と考えています。私が発達障害を持つお子さんに関わっているためにこういう知識を持っており、実践をしているからこその考え方ではあります。
他にも認知症の予防にもつながるでしょうし、健康増進に対しても非常に効果のあるエクササイズだと思っています。以前も記事に書いたかもしれませんが、運動習慣をつけることが後の健康維持につながるという研究結果もあります。何歳になっても運動をすることはとても大事なことなのです。
特に最近の社会では効率を重視されますし、運動をする習慣が前の時代よりも減っています。子供の運動能力も下がっているという報告がありますし、大人も運動をする機会が減っていると思われます。
トランポリンって楽しくて簡単に取り組める活動です。そしていろんな効果があります。
一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。